どぶろく(濁酒)「十二六 甘酸泡楽」 -御園竹・牧水の武重本家酒造

 

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十二六と酒器

十二六と酒器
 
酒器で楽しむ
   酒は呑む容器によって味が変わる事をご存知だろうか?良い酒器は酒の味を何倍にも引き立ててくれる。
魯山人の例を出すまでもなく、食にこだわる偉人たちは器に人一倍拘ってきた。21世紀に生きる我々も、酒器にもっと目を向けてもいいのではなかろうか?
色や形だけでなく、大きさ、重さ、肌触り……。世の中には実に様々な酒器が存在する。出来の良い酒器を手に取った瞬間、そこにはなみなみと注がれた極上の酒が見えてくるものである。
 
 
   
十二六と片口とグラス
  
 十二六は、ちょっとやっかいな酒だ。日本酒用に揃えた酒器が使えない。

瓶をそのまま食卓に置くのも味気ないので手持ちの徳利に入れてみる。こんなこともあろうかと思って買っておいた透明なガラス製の徳利。十二六を注ぐとなかなか良い。泡が上ってくるのも見える。ところがちょっとつまみを用意している間に、室温で暖められてガスが発生し、徳利の口から溢れてしまった。

仕方がないので、食器戸棚をあさる。ドレッシング用に買った口のついた小さなボウルがあった。日本風に言えば片口だ。片口に移した十二六の表面には炭酸ガスの泡がふつふつと見え、注ぐときにはとろりとした米の粒感を楽しむことができそうだ。なかなか良いものが見つかった。

杯も面倒だ。日本酒はなるべく小さな杯でちびりちびりとゆっくり呑むのが良い。ところが十二六はそれでは旨くない。じれったい。思い切って、昔風の湯飲み茶碗にどばっと注ぎ一気にあおってみる。これでは時代劇の浪人のようだ。

またまた食器戸棚をあさると蕎麦猪口があった。内側が黒くて蕎麦つゆが入っているかがわからないのが嫌で使わなくなったものだ。これに十二六を注ぐと黒と白のコントラストが鮮やかでなかなかに楽しい。

あっという間に十二六が無くなってしまった。次回の発売日までに十二六用の酒器を用意しておこう。塗りの片口を一つ買ってみたくなった。杯は江戸切り子のビールグラスを使ってみようか。
 

「十二六 甘酸泡楽」の秘密

「十二六 甘酸泡楽」の秘密
 
「十二六」は当社の造語です。
「とふろく」という語呂合わせですが、妙にどぶろくに合った名前ではないかと自画自賛しています。

「甘酸泡楽」の4文字は、「十二六」そのものを表現しています。

昔からのどぶろくを現在の味覚に合わせた全く新しいお酒、「十二六 甘酸泡楽(じゅうにろく かんさんほうらく)」。ぜひ、お楽しみください。
十二六 甘酸泡楽
 

10月26日は「どぶろくの日」

10月26日は「どぶろくの日」
 
9月の中旬から新米の刈り取りが始まり、乾燥、脱穀、精米を順々に行って、どぶろくを仕込むと、10月下旬にどぶろくが出来上がります。商品名「十二六」にちなみ、10月26日を「どぶろくの日」として、その前後の金曜日を十二六の最初の発売日としています。

発売当初は、10日と26日頃に出荷という仕掛けも考えましたが、わかりやすさを考えて、2週間に1回、金曜日前後の販売に変更しました。
<<武重本家酒造>> 〒384-2206 長野県佐久市茂田井2179 TEL:0267-53-3025 FAX:0267-53-5253